オールドホンダのアジト

◆2012年10月13日
風がなく天気もよくてメンテナンスには絶好の日和。
そしてCB450K1のエンジンオーバーホールのヤマ場を迎えました。

難儀したカムチェーンのリンク装着よりスタート。
本来はトーションバーバルブスプリング、カムフォロワー、吸排気の両カムシャフトを組み付けてから
カムチェーンのリンクを装着し組み付け完了なんですが
我が家の工具ではこの一連の作業で組み付けできません。

ですので最初にカムチェーンにリンクを装着してつなぎ

そのあと吸排気カムシャフトに噛ましたあとカムシャフトジャーナルを左右よりはめ込み

最後にトーションバーバルブスプリングとカムフォロワーを組み付けることとしました。

この場合、カムフォロワーはカムシャフトやバルブに干渉して所定の位置に収まりません。
コツとしては反対にひっくり返した状態で一番奥まで押し込んで
ピンセットなどで元にひっくり返すとうまくいきます。


もちろんカムチェーンをカムシャフトに噛ます前に
ジェネレーターローター、吸気カムシャフト、排気カムシャフトの３つの合わせマークを
合わせておく必要があります。
奇跡なのか、やり直すことなく一発でマークを合わすことができました。
ジェネレーターローター

吸気カム

排気カム


これらを組み付けたあと気がついたのですがカムチェーンテンショナーを解放した状態で
かなりのテンションがかかってます。
これがけっこう回転抵抗になりそうな気がします。
それともそのうちカムチェーンが伸びて馴染んでくるんですかね。


写真は撮ってませんが、バルブクリアランスを規定値に調整。
カムとカムフォロワーのクリアランスを0.03mmにきっちりと調整しましたよっと。